団体名称 | (特) つくばアーバンガーデニング |
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活動エリア | 茨城県つくば市 |
団体の性格 | その他 |
団体の種類 | 11.その他 |
■活動概要 | |||
住まい まちづくり 活動対象 |
地域の環境整備全般 景観・街並みを構成する建物外観 道路・通路 公共施設等 公園・緑地 歴史的・文化的建造物 住宅や公共施設以外の建築物 高齢者住宅 その他住宅 コミュニティ活性化など その他 |
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住まい まちづくり 活動内容 |
普及・啓発 調査・研究 提案・提言 計画策定 ビジョン・ガイドラインづくり 整備・建設 維持管理・運営 相談・コンサルティング 情報提供 その他 |
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経緯・実績 | ・活動の開始(1991~93)事務局を担う暮しの企画舎が、女性庭師講座を開講したところ、自分たちの力でまちを美しく住みよくしたい、という女性たちの力強い支持を受けた。 ・継続的な活動へ(93~98)ハウジングアンドコミュニティ財団の助成を受け、「花と緑のまちづくりを女性庭師たちの手で」委員会を発足させ、公共の場所での花壇づくり、剪定の実習、起業の可能性の模索、ネットワークづくりなどを進めるうちにNPO「花と緑のまちづくりセンター」を構想するようになった。 ・TUG((特)つくばアーバンガーデニング)の設立(98~)つくば市では、国際会議場のオープンと、住宅・都市整備公団のつくば開発事業の終了という節目を迎え、老朽化の進んだ都心部を、つくばの農家生産の花を、市民の手で植えることにより、活性化したいと考えた。「女性庭師」の活動との意向が重なったことが発端となって誕生したのがつくばアーバンガーデニングである。1998年の発足以来、デザインや空間構成の質の高さ、ユニークな組織と体制が評価され、花のまちづくりコンクール団体部門最優秀賞(1999)、緑のデザイン賞緑化大賞(2000)などを受賞している。 |
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活動の概要 | ・花壇整備…9箇所、4000平米の公共地に、市民参加で花を植え管理をしている。内容は年4回の植え替え、通年週1回の手入れ、春~秋は毎日、冬は週2回程度の潅水。 ・園芸セラピー勉強会・・・市の公園内に緑化大賞の副賞千万円で建設した「いやしの庭」を手入れすると共に、高齢者、障害者も含めすべての人が楽しめる庭の活用をめざして、アートワークショップ、いやしのガーデナー講座などを行っている。 ・地域の花守りさん・・・自分の住んでいる地域での花のまちづくりの支援。 ・環境デザイン…花の似合うまちのデザインを市民の視点から実現することをめざして、手作りのプランターを公共駐車場の入り口に設置したり、里山の材料を生かした作品を都市部で展示するなどの活動を行っている。 ・交流・・・花や緑をとおしてすべての人がふれあうことを目的に、毎年、冬のお祭りとして「つくば100本のクリスマスツリー」を開催している。 ・花のフォーラム・・・活動の報告や他の団体や地域との交流を目的に、年1回フォーラムを開催。2000年には、海外(独・加・英)からゲストを迎え国際花のフォーラムを行った。 |
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特 徴 | 1.事務局、花の選定や管理を責任を持って担うアーバンガーデナー、潅水作業のスタッフ、デザイナーなど、有償のスタッフが活動を支えていること。 2.市の各課、公的な団体(つくば都市交通センターなど)、企業、筑波大学や筑波技術短大などの専門家、市民が協働して進めていること。 3.1、2によって、市民の労力やアイデアや希望が、公共の場所の活用や手入れに活かされていること。 |
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関連事業 |
・中心市街地活性化関連 ・住宅団地の管理・運営、再整備 ・街路事業 |
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連携している 組織とその概要 |
・全国組織および各地域の花のまちづくり団体 ・全国組織および各地域のNPO団体 ・つくば市内の環境関連の団体 ・つくば市内の学生団体 ・つくば市内の福祉関連の団体 |
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支援を受けている 組織とその概要 |
14年度は社会・福祉医療事業団 活動に対する資金助成(200万円) |
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専門家の支援の 有無と役割等 |
様々な専門家の支援を受けているが、一例としてカメラマンをあげる 活動当初から、重要なイベントについては殆どすべて、撮影、記録してくれている。 |
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行政等との関係 (連携・協働の内容 や協働がうまく いっている要因等) |
実行委員会発足時は、市の関連各課が実行委員として参画し、市が補助金を交付した。そのようなバックアップはあったものの、活動内容は、市民主導で決定できたため、質の高い花壇整備や「つくば100本のクリスマスツリー」などのユニークな活動を行うことが可能になった。5年間の実行委員会の実績の上で、実行委員会の事業を継承するNPOが発足し、市とは「事業を委託される」関係となったが、実績に基づいての事業委託であるため、市の事業のアウトソーシングであるというよりは、市民主導の協働事業として、成果をあげはじめている。要因は行政主導の協働ではなく、市民主導である点。ただしそれがうまくかみ合いはじめるためには、5年間の試行が必要だった。また、今後、協働事業を安定して維持・拡大していけるかどうかも保障されているわけではない。 |
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