団体名称 | 成留屋地区街づくり協議会 |
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活動エリア | 愛媛県内子町 |
団体の性格 | 地域コミュニティをベースとする市民住民を中心とした団体 特定の活動テーマを対象とした市民住民を中心とした団体 |
団体の種類 | 8.まちづくり等に関する協議会・委員会 |
■活動概要 | |||
住まい まちづくり 活動対象 |
地域の環境整備全般 景観・街並みを構成する建物外観 道路・通路 公共施設等 公園・緑地 歴史的・文化的建造物 住宅や公共施設以外の建築物 高齢者住宅 その他住宅 コミュニティ活性化など その他 |
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住まい まちづくり 活動内容 |
普及・啓発 調査・研究 提案・提言 計画策定 ビジョン・ガイドラインづくり 整備・建設 維持管理・運営 相談・コンサルティング 情報提供 その他 |
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経緯・実績 | 大江健三郎氏がノーベル文学賞を受賞されたことにより、大瀬の村や森、そして谷間の情景が改めて評価され、住民の中にもまちづくりに対する関心が芽生えた。これをきっかけに、HOPE計画「森と谷間のまちづくり」が策定され、初めて住民の求める地域の将来の姿が提示される。そして、この提示を実現するために街なみ環境整備事業を導入し、成留屋地区街づくり協議会が発足した。 街なみ環境整備事業を展開する中で、成留屋地区の住まいの特性である農家と商家両方の機能を持つ間取りの住宅を活かすことが個性的な街づくりとして重要視されるようになった。そこで、この特性を活かしつつ、現代にも通用する快適な住まいとはどうあるべきかを見出すために「内子住まい塾」という取り組みが始まる。「内子住まい塾」では、元東京藝術大学客員教授の吉田桂二工学博士を講師に、地域内はもとより、町内外多数の方が木造家屋の軸組工法の技術を取り戻し現在の住まいづくりに活かす方法などについて学んだ。翌年この塾は、「NPOうちこ家づくり・まちづくり塾」と改名し、「内子住まい塾」で学んだ知識を活かした活動を行っている。 |
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活動の概要 | 1.NPO内子家づくり・まちづくり塾 エコロジー住宅「内子型住宅」の普及のため、民間介入しかできない個人住宅の分野の相談窓口を開設している。行政との協働が町の景観を整え、まちづくりのキャッチフレーズである「訪ねてみたい住んでみたい町」づくりを進めている。 2.街づくり協議会に関連する住民の活動 集落を流れる小田川の景観を再生しようとする運動が始まっている。住民自らの手でつくられた河川公園や、川ツツジ千本運動など、住民の創意工夫で景観形成が行われている。 |
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特 徴 | 協議会の活動費は街づくり協議会活動助成事業補助金の30万円のみで、主に先進地視察や、学習会の講師謝礼に使われている。植栽などの地域で実際に活動する経費は、街なみ環境整備事業を導入する前に組織された、HOPE計画推進会議の会費により賄われている。 | ||
関連事業 |
・街なみ環境整備事業 |
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連携している 組織とその概要 |
NPOうちこ家づくり・まちづくり塾 | ||
支援を受けている 組織とその概要 |
NPOうちこ家づくり・まちづくり塾 | ||
専門家の支援の 有無と役割等 |
1.審査会において、年に1回程度アドバイスをいただく 2.学習会の講師 |
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まちづくり協議会等 から派生した組織 |
NPOうちこ家づくり・まちづくり塾 | ||
行政等との関係 (連携・協働の内容 や協働がうまく いっている要因等) |
街づくり協議会の中でも審査組織である審査会は、主に成留屋出身の業者や設計士で構成されている。建築の知識はもちろん、成留屋地区についても熟知されている方々の協力で街づくりを進められていることが非常に効果的であると考える。彼ら自身が自分たちの求める理想のまちをかかげ、常に問題意識を持っていることが、ハウスメーカー住宅など地域住宅による街づくりに影響を及ぼす住宅の建設を抑制しているのであろう。 また、「内子型住宅」の研究を進め、地域環境にあった住宅の提案を行っている「NPOうちこ家づくり・まちづくり塾」でも審査会のメンバーが活躍している。成留屋地区に留まらず、町内や県内にまで情報の発信を行い、活動の範囲を広げているとのことだが、これも協議会での研究が実を結んだ結果である。 |
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