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住まい・まちづくり総合データベース

住まい・まちづくり活動団体データベース

更新日:2015年12月22日
団体名称 雨森区まちづくり委員会
活動エリア 滋賀県長浜市高月町
団体の性格 地域コミュニティをベースとする市民住民を中心とした団体
団体の種類 8.まちづくり等に関する協議会・委員会
■活動概要
住まい
まちづくり
活動対象
地域の環境整備全般
景観・街並みを構成する建物外観
道路・通路
公共施設等
公園・緑地
歴史的・文化的建造物
住宅や公共施設以外の建築物
高齢者住宅
その他住宅
コミュニティ活性化など
その他
住まい
まちづくり
活動内容
普及・啓発
調査・研究
提案・提言
計画策定
ビジョン・ガイドラインづくり
整備・建設
維持管理・運営
相談・コンサルティング
情報提供
その他
経緯・実績 雨森地区はまちづくり委員会組織以前から、区が中心となって区民主体のまちづくり活動を盛んに展開していたが、より魅力ある地域づくりのため、平成7年度に区の諮問機関・企画実行団体として新たに組織されたもの。
活動の概要 1.まちづくり計画書の策定
 地区住民自らの創意と工夫に基づいて、個性的で魅力ある地域づくりを進めようと、住民自らが行う郷づくり計画を策定した。この計画書に基づき地区全体の総合的なまちづくりを進める。
2.沿道景観形成協定の締結・推進
 当地区は、集落内に水路が縦横にめぐり、特徴的な景観を創り出しているほか、湖北地方特有ののどかで落ち着いた佇まいを残した農村集落でもある。こうした美しい農村景観を保全・再生しようと昭和60年に全戸が滋賀県が進める近隣景観形成協定(ふるさと雨森の風景を守り育てる協定)を締結しており、新しく区民になられた住民への賛同や協定趣旨の啓発推進を図っている。この近隣景観形成協定の締結は、県下第1号で、建物の形態や色彩・緑化の推進や管理などを定めている。「雨森の家並み」として滋賀県が選定した湖国百景にも選ばれた。
3.街なみ環境整備事業への参画
 町が雨森地区街なみ環境整備方針を策定するのに並行して、地区の問題や整備内容について区民アンケートを実施するなど、地区住民の発意と創意を取りまとめた。
4.区報の発行
 区執行部の動きや村づくり活動を報告するとともに、地区の魅力を再認識してもらうため、定期的に区報を編集し、全戸に配布している。平成15年3月現在で950号となっている。当地区の区報は、編集内容も優れており、京都新聞社の「広報誌コンクール」で最優秀賞を受賞している。
5.美しいむらづくり活動
 地区内を巡る水路に鯉の放流や水車の設置、花壇づくりや花苗の植裁・生け垣づくりを行っている。美しく修景された集落は、全国的なまちづくりコンクールで賞を受賞するなど、高い評価を得ており、各地から多くの視察者が訪れている。国土庁「農村アメニテイコンクール」優秀賞 建設省「手づくり郷土賞」 「全国花いっぱいコンクール」最優秀賞 農水省建設省「花のまちづくりコンクール」最優秀賞 内閣総理大臣「緑化推進功労賞」など 


6.郷土の偉人「雨森芳洲」の顕彰活動
 当地区は、江戸時代に朝鮮との外交に活躍した儒学者「雨森芳洲」の生誕地で、雨森芳洲の優れた思想と業績を継承するため、顕彰活動を盛んに行っている。毎年韓国の中学生が雨森区へホームステイで訪れたり、地区の子ども達が韓国を訪問するなど、民間レベルの国際交流を積極的に展開している。こうした交流に対して、滋賀県国際親善友好協会より「フレンドシップ賞」が送られた。
7.青少年育成事業
 まちづくりを次の世代に引き継ぐため、青少年の育成を目指した活動を実施している。青少年の夢や提言に基づいた「まちづくりユースプラン」を策定し、青少年に自分たちの思いが実現するまちづくりの喜びや楽しさを提供している。その他、地区の歴史学習会やふるさと再発見事業・文化継承事業なども展開している。  
8.ふれあい事業等の開催
 区民のふれあいを目的としたソフトボール大会やファミリーゲートボール大会・大運動会などスポーツを通じたふれあい事業や文化祭の開催など全区民を対象としたコミュニティ推進事業を展開している。
9.その他
 地区の歴史再発見のため区史の編纂・伝統文化保存のため曳山祭りのお囃子「しゃぎり」の継承・新しい文化の創造のため獅子舞の練習・隣国韓国の理解のため韓国の民俗芸能サムルノリの練習なども展開している。

特 徴 委員は区長の委嘱。委員長1名、副委員長2名、その他委員の10名で構成されている。委員会は月2回程度開催されている。 
関連事業
・街なみ環境整備事業
行政等との関係
(連携・協働の内容
や協働がうまく
いっている要因等)
町が当地区で行っている「街なみ環境整備事業」において、委員会はその計画段階から参画しており、年度ごとの内容検討や事業を進めるうえでの利害関係の調整などに協力を得ている。
また、まちづくり委員会が進める景観形成協定や花づくり活動・生け垣の設置などの景観対策事業と「街なみ整備事業」とがあいまって、より潤いのある住宅地の形成が図れている。

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