住まい・まちづくり総合DB
活動団体データベース
支援助成団体データベース
活動アドバイザーデータベース

住まい・まちづくり総合データベース

住まい・まちづくり活動団体データベース

更新日:2022年02月01日
団体名称 温泉中央南線(山中温泉ゆげ街道) 
街なか再生・目抜き通り整備協議会
活動エリア 石川県加賀市山中温泉
団体の性格 その他
地域コミュニティをベースとする市民住民を中心とした団体
団体の種類 7.商工会議所・振興組合
■活動概要
住まい
まちづくり
活動対象
地域の環境整備全般
景観・街並みを構成する建物外観
道路・通路
公共施設等
公園・緑地
歴史的・文化的建造物
住宅や公共施設以外の建築物
高齢者住宅
その他住宅
コミュニティ活性化など
その他
住まい
まちづくり
活動内容
普及・啓発
調査・研究
提案・提言
計画策定
ビジョン・ガイドラインづくり
整備・建設
維持管理・運営
相談・コンサルティング
情報提供
その他
経緯・実績 全国の三名湯の1つとして数えられる山中温泉では、これまで宿泊客の大半は旅館内で土産物などを買う傾向にあり、外の商店街に出歩く機会があまりなかった。しかし、現在の旅行形態では日帰り客が多くなり、温泉に入って山中町(商店街)を散策するという日程を組む観光客が増えてきている。商店街の街並みの大部分はモータリゼーションの発達以前に形成されていることから、大聖寺川沿いの限られた土地に中心市街地が密集し、道路の安全性や温泉街らしい魅力ある景観もなく観光客を引きつけるものに欠けていた。このような状況の中、山中温泉のメイン通りである都市計画道路「温泉中央南線」の南町区間について、街路整備の計画があり、この街路整備と沿道の街並み整備や賑わいづくりなどを同時に行うことにより、観光客の減少により賑わいが薄れつつある山中温泉の賑わいを創出し、中心市街地の活性化を図る必要があった。
組織図
活動の概要 南町におけるハード・ソフト事業としては、
1.みちすじ整備(道路拡張、道路修景)
2.まちなみ景観整備(セットバック、建物修景、緑化)
3.賑わいづくり(ソフト事業、核施設、公園整備、地域コミュニティの活性化)
の3つの柱をもとに、以下に示すような施策を展開している。
1.ゆげ街道の整備(街路事業:工事中)
 1)都市計画道路3.5.4温泉中央南線の街路事業。(道路幅員を6.5mから13mへの拡幅)
2.街路事業による建て替えに伴う景観誘導
 1)南町では、平成6年に策定された「山中町景観条例」に基づいて「南町景観形成推進地区」として指定されていたが、街路事業により建て替えが進むこの機会に運営の強化を図るため、「南町ゆげ街道景観形成基準」へと改訂した。また基準を守り、まちなみに配慮した建物をつくってもらうため、「南町ゆげ街道景観形成基準マニュアル」を作成し、沿道地権者に配布した。
 2)街路の拡幅に併せて、建物壁面を1mセットバックし、修景を行って建て替えが完了した。中には、街路事業による補償の対象でない地権者もまちなみ景観整備のために建て替えに協力し、個店の特徴を生かした個性的なまちなみとなっている。
3.賑わいづくり(関連整備、ソフト活動の展開等)
 1)温泉文化の継承と新たな賑わいづくりのため、空き店舗を利用して山中節の館(町人旅人亭)を整備し、山中節の手ほどきと唄、舞の鑑賞ができるようになっている。また、山中町で長谷部神社参道を修景整備し、沿道への新店舗立地誘導を図っている。
 2)温泉街を回遊する周遊バス「やまなかいい花お散歩号」が平成12年4月から運行し、旅館の女将さんやギャラリー店主などがバスのガイドとなって、山中の楽しみ方を発信している。
 3)山中町商工会では、廃棄されようとしていたしょうゆ樽を譲り受けて巨大な門松に再利用し、正月の観光客への演出効果をねらうなど、更なる賑わいづくりに努めている。

賑わい状況(そぞろ歩き風景)
特 徴 1.「温泉中央南線(山中温泉ゆげ街道)街なか再生・目抜き通り整備協議会」が主体となったまちづくりを展開し、県・町がそのまちづくりに参画しながら指導・助言・整備などを行う。
2.協議会では、山中町景観条例に基づいて南町景観形成基準を策定し、それとともに景観形成委員会を組織してチェック体制をつくり、景観基準に合った商店や住居を新築・改築したものに対し町が補助金を交付している。

南町景観形成基準に基づいて整備された街並み
関連事業
・その他
・中心市街地活性化関連
専門家の支援の
有無と役割等
コンサルタントが原案を作成して協議会の運営にあたり、ワーキンググループ、協議会の進行役となる。
行政等との関係
(連携・協働の内容
や協働がうまく
いっている要因等)
南町には、以前から商店街で構成された「南町ゆげ街道振興会」があり、観光商店街として「1店舗2業種」や「季の花展」の開催など独自の活動を行ってきた。協議会では、まちなみ整備や賑わいづくりは地元が中心になって活動を進めている。

山中節の館(空き店舗利用)

PAGE TOP