団体名称 | 阿波のまちなみ研究会 |
---|---|
活動エリア | 徳島県県内全域 |
団体の性格 | 専門家のグループ 特定の活動テーマを対象とした市民住民を中心とした団体 |
団体の種類 | 9.市民活動団体(5~8に該当しない任意団体) |
■活動概要 | |||
住まい まちづくり 活動対象 |
地域の環境整備全般 景観・街並みを構成する建物外観 道路・通路 公共施設等 公園・緑地 歴史的・文化的建造物 住宅や公共施設以外の建築物 高齢者住宅 その他住宅 コミュニティ活性化など その他 |
||
---|---|---|---|
住まい まちづくり 活動内容 |
普及・啓発 調査・研究 提案・提言 計画策定 ビジョン・ガイドラインづくり 整備・建設 維持管理・運営 相談・コンサルティング 情報提供 その他 |
||
経緯・実績 | 建築士が地域の歴史、地域に根ざした建築の創造活動を行うためには、「地域」の歴史を学ぶことから始めるべきとの認識から、昭和59年に徳島県建築士会の研究会として発会した。それ以前から建築士会の有志により、保存再生の勉強会をかねて、自主研究として脇町に現存する「うだつ」のある町屋の調査を行ってきた。この活動により、HOPE計画の策定の一環としてまちなみ調査部門に参加したことが「研究会」設立の大きな契機となった。脇町の調査では、さらに伝建地区指定に向けて奈良文化財研究所の調査にも参加した。これにより、学術的な調査手法を学ぶとともに、保存修景の手法としてガイドラインの策定、再生案の提案などを通じてまちづくりとのかかわりについても学ぶことは多く、研究会の研究体制の充実の大きな契機となった。その後、建築士会会員にとどまらず、同様の関心を有する様々な分野の人達の参加を得て、伝統的建築物やまちなみの調査研究を行っている。 | ||
活動の概要 | 1.建築物の調査:会発足以降、民家をはじめ様々な伝統的建築物の調査に取り組んできた。県立図書館が主催する阿波学会総合学術調査にも民家班・社寺班として参加し、県内各市町村の民家や社寺建築の実態調査に携わっている。県内には数多く残されていた「農村舞台」は1988~91年にかけて悉皆的調査を行い、「阿波の農村舞台」として発表した。2.集落・まちなみ調査:会発足の契機となった脇町のまちなみ調査のほか、池田町や貞光町でのうだつのまちなみ調査、県南部の漁村集落調査、徳島市内の旧街道沿いのまちなみ調査などを実施している。漁村集落調査では、県南の海部町の「ミセ造り」と呼ばれる柱間装置に興味をひかれたのをきっかけに、県南部の漁村を集中的に調査し、「漁村集落の<景>(ミセ造りの町並み調査報告)」として発表した。東祖谷山村落合集落、牟岐町出羽島の伝統的建造物群保存対策調査に参加、保存計画や修景のガイドラインづくり,保存修理などに協力をしている。最近では、阿波葉の煙草の乾燥小屋調査に取り組んでいる。 | ||
特 徴 | 月1回の例会(機関誌:まち研だよりの発送作業をかねる)と民家や社寺などの伝統的建築物やまちなみの調査が活動の中心である。文化財や伝建関連等で行政からの委託調査もあるが、自主研究の比率がかなり高い。調査結果は報告書にとりまとめ、関係機関等に配布するほか、まち研だよにも掲載している。 | ||
関連事業 |
・伝統的建造物群保存地区等における建築物の保存・活用 ・まちづくり総合支援事業 ・街なみ環境整備事業 |
||
連携している 組織とその概要 |
建築士会、建築士会各研究会、建築士会連合会、阿波学会、日本建築学会、阿波農村舞台の会、ナショナルトラスト、まちなみ保存連盟、全国茅葺き民家保存活用ネットワーク、歴史文化のまちづくり研究会(共同研究や情報交換など) | ||
支援を受けている 組織とその概要 |
(公社)徳島県建築士会(活動費の助成)、日本建築学会四国支部(活動費の助成) | ||
行政等との関係 (連携・協働の内容 や協働がうまく いっている要因等) |
行政からは伝統的建造物やまちなみの専門家の団体として、調査・研究の委託を受けることがある。行政からは現地の情報や資料の提供を受け、研究会が主体的に調査活動を行うことが多い。 |
©2014 Federation of Housing&Community Centers. AllRights Reserved.